那覇の三大祭りの一つ『那覇大綱挽まつり』が、10 月7 日(土)から 9 日(月)の 3日間にわたり開催されました。
那覇大綱挽は琉球王国時代に始まったとされますが1935年を最後に途絶えます。
1971年に『那覇市制50周年』を記念して復活してから今年で第 53回となります。
今や那覇の秋の風物詩です。
1997年には当時の世界一の大綱として
ギネスブックに認定されたそうです。
2020年からはコロナの影響で
中断したり制限有の規模大幅縮小したりでしたが
今回は4年振り、制限無しの通常開催。
期待が高まりますね。
メインイベント「旗頭行列・那覇大綱挽」は
8日(日)に行われました。
午前中から昼過ぎにかけて国際通りを
那覇市内全域の 14 旗の旗頭が練り歩く
『旗頭行列(うふんなすねーい)』は
自分は今まで見たことがなく楽しみにしてたのですが前夜までの仕事が忙しく、当日朝も身体がしんどく起きられずやむ無く断念。
午後2時半からの『那覇大綱挽』に絞って
出掛けます。
国道 58号線(通称 ゴッパチ)
久茂地交差点において開催されます。
全長 200メートルもの大綱を
老若男女、国や地域、地元の人々、観光客、
を問わず集まった大勢の人々が
東西に分かれ挽き合います。
前夜深夜に国道の中央分離帯を撤去して
その位置に大綱を設置して、と
準備は抜かりないのでしょうが
開始予定時刻午後2時半ちょい前まで
普通に車が走っていたのにはちょっとビックリ(果たして間に合うのかなぁ)。
しかし開始時間になると車はパタッと来なくなり、さすがは慣れたイベントです。
そのわずか数分後には綱挽き希望者は
綱のすぐそばに近寄れます。
この後、皆で引っ張って綱の位置を調整し
2本の綱を連結し
実行委員長さんの挨拶
市長さんの挨拶やら
開催宣言やら
旗頭の演出やら
空手の演舞やら
寸劇(阿麻和利と護佐丸の対峙を再現)やら
がひとしきり行われた後
(ここまででおよそ1時間は経っていたような)
いよいよメインイベントの『綱挽き』です🎵
特に号砲とかはなく(聞こえなかったのかな)気が付いたら始まっていた、という感じです。
近くの自治会担当者のかけ声「ハーイヤ」に合わせ全力で綱を挽きます。
とにかく一進一退、長い時間挽き合います。通常の綱曳きではたいてい短時間で決着がつくものですが
今回はとにかく長い!東西拮抗!
あとの報道では30分位挽いてたらしいです。
結果は残念ながら相手側(東)の勝利とのことでした。
(警備に、誘導に、進行に、と大活躍だった在沖米軍のボランティアの皆さん)
綱挽きが終わったあとは綱の取り分けです。
希望者は縁起物として綱を切って持ち帰って良い、とのことで、持参した折り畳み式ノコギリで綱を切り離し、皆で分けあいました。
隣で綱挽いていた外国人グループ(チリとスペインとフランスから来てるそうです)と皆で綱を分けあい記念写真。
カタコト英語とカタコト日本語で
国際交流も楽しいもんです。
お店や会社を経営してる方なのか
どーんとぶっとい綱をそそまま持ち帰る方も多数いらっしゃいました。
そう言えば那覇の飲食店や事務所の玄関には綱を飾ってあるところが多数あります。
それにしても
4年振りの『那覇大綱挽』
コロナ開けの喜びを皆で分かち合うような
楽しいイベントでした!!
《次回参加する方へワンポイントアドバイス》
★折り畳み式ノコギリを持参しましょう。
★軍手を持参しましょう。綱を挽くときも綱を切るときも安全で重宝します。